艶やかな謎

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こんにちは! 日々の出来事を副業ブログ漫画で描いているよ。

年度末で本業がソコソコ忙しくなってきた3月なかばの週明け。

上司が「今週末、ぼくは休日出勤する」と月曜日の朝礼でかつてしたこともない謎の宣言をしたので、えー。上司が出るなら私も出なくちゃならぬかー、と思ったのでおそるおそる聞いてみた。

「上司さんが休日出勤するなら、私もつきあいますが…。」

いつもなら、「うんお願い!頑張ろう」と情熱的に押し付けるようにぐいぐい返されるところが、

「い、いいよぅ。ぼく一人でー、うんうん」と言い出した。

ほえ? と思いながらも、まだ月曜だし金曜日の業務状況で決めればいっか、とひとまず終わる。

して金曜。

「あの、上司さん。明日出勤ですよね、わたしも休出しましょうか?」

内心イヤイヤながらも表面ではつくろいながら気遣う。

「いや、いいよ。ぼく一人で。一人のほうが考える作業はかどるし、ひとりでいいよ、一人!」

やっぱ断られた! なんかおかしい。ヤツは(上司をヤツ呼ばわりは失礼なので、ツヤと呼ぶか)日中事務所内をフラフラ散歩する癖があるからなぁ。もしかしてマジで仕事遅延してるのかツヤ? それはそれでヤバくないかツヤ?? 最繁忙は来週からだぞ、ツヤぁー!!!

と心の中でツヤ艶に叫んだところで、ツヤの許可がなければ休日出勤できない。

ツヤは私に休日出勤を許可することなく、残業もソコソコに帰宅した。

私の平穏な週末は守られることになったが、何やら向かい側の担当デスクが騒がしくなってきて、総合部長までもが向かいの▲▲担当にやってきた。

「▲▲のみんな、悪いが今夜中に資料を作ってくれ。明朝オレが修正して月曜に社長へ説明するから」

ナイース、部長ぉおおおお!

こうして、一人になるはずだったツヤの休日出勤は、社長への説明資料作りでテンパっている部長の監視下に置かれることになった。

結局ひとりで何したかったんだ、ツヤ?

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